取り組みの背景
病気やケガが多い高校生まで医療費を助成へ
由布市では、0歳から中学校3年生までの子どもの医療費(入院・通院・歯科・調剤で、保険診療での自己負担額)を助成していましたが、病気やケガが多い高校生までの拡充を求める声が多くありました。
これを受けて、平成30年度から、高校生等までの医療費(入院・通院・歯科・調剤)の助成を実施しています。
なお、利用にあたっては、受給資格者証の発行が必要で、市内に住所を有する方はもちろん、高校生等が就学などの理由で市外に転出した場合(その保護者が市内に住所を有する場合に限る。)、助成の対象になっています。
取り組みの成果・反響
様々な統計データだけではなく、実際に喜びのアンケート結果も
県内市町村からの転入増加に伴って世帯数は増加傾向にあり、県都大分市に隣接する地域では、子どもの将来人口が増える見込みとなっています。また、合計特殊出生率は、平成29年以降減少傾向になっていましたが、令和4年は増加に転じて、国や大分県の平均を上回った水準で推移しています。
令和7年3月に策定した「由布市こども未来計画」では、保護者らを対象にしたアンケートで、市の医療費や医療体制について、「毎月病院を受診するため、高校生まで医療費が無償なのはありがたいです」、「医療費が高校生まで無償なのでとても助かります」といった声が多数寄せられて、実際に喜ばれていることが分かりました。
未来への想い・伝えたいこと
ふるさと納税を活用して、もっと子育て施策を充実させたい。
令和5年度からスタートした0歳から2歳までの子どもを有する世帯に、一人2万円分のおむつやおしりふきなどに利用できる「由布市すくすくおむつクーポン券」の支給をはじめ、5歳児などの健診の実施や読み聞かせなど、地域のとっての「宝」である子どもを育む施策の充実は不可欠です。
これらの施策にも、皆様からご寄附をいただくふるさと納税の財源を活用させていくとともに、新たな子育て施策にも活用して、「子育て応援日本一のまち」をめざしていきたいと思います。