取り組みの背景
少子化が進むなか、未来の飯塚を担う子どもたちを育むための環境づくりとして、経済的・身体的支援・精神的支援の3つの柱を掲げ、子育て支援を推進するための事業を展開してきました。経済的支援として、出生・小学校入学・中学校入学という子育て世帯の大きなライフイベントごとに切れ目ない支援を実施し、未来の飯塚を担う人財としてこどもたちが健やかに成長できるよう、地域で子育てを応援する雰囲気の醸成をしたいという想いがありました。そのような状況の中で、子育て支援に役立てて欲しいというふるさと納税に込められた想いを最大限に活用するため、地域の未来の人財応援事業を企画しました。
取り組みの成果・反響
第3子以降の出生に対する応援金については、令和5年度153件、令和6年度167件で計3,200万円、小学校入学応援金は、令和5年度1,084件、令和6年度1,041件で計1億625万円、中学校入学応援金は、令和5年度1,208件、令和6年度1,154件で計1億1,810万円、事業全体で2億5,635万円と多くの子どもたちに応援金を支給することができました。「ふるさと納税をしていただいた皆さんに感謝しています」、「飯塚に住んでいてよかったです」、「地域が子育て世帯を応援してくれている気がします」といった声をいただきました。
未来への想い・伝えたいこと
未来の地域人財応援事業については、出生時の応援金については、国の伴走型支援給付の恒久化が実現したこと、小中学校の入学応援金については、国の児童手当の拡充が実現したことにより、その役目を終えたものと認識し、第2子以降の保育料無償化等の事業にシフトし、国が制度的に隙間を生じさせてしまっている分野にスポットを当てて、積極的な事業展開をしているところです。ふるさと納税をしていただいた皆さんの「子育てを支援したい」という想いを最大限に活用させていただきながら、未来の飯塚を担う地域の人財である子どもたちを育むための事業を今後も展開していきたいと考えております。