取り組みの背景
少子高齢化・人口減少が全国的な課題となっている中、利府町でもその波は例外ではありません。しかし、そうした中、2021年に策定した総合計画において、人口の増加、ひいては将来的に単独市制移行を目指すという大変野心的な目標を打ち立てました。移住を検討してもらうためには、実際に利府町の良さを体感してもらうことが一番だと考え、本町の重点目標である「新しい人の流れを作る事業」に賛同くださった企業様から寄付を受けた住宅を活用し、お試し移住体験事業を開始することになりました。さらに、住宅の改修や事業の準備費用は、クラウドファンディング型ふるさと納税を実施し、全国の方々からご賛同と応援をいただき、今年の4月、利府町お試し移住体験住宅「e-ハマハウス」が開所しました。
取り組みの成果・反響
今年の7月からお試し移住体験を開始しました。これまで、7月・8月の2か月間で、6世帯の方に利府町での生活を体験していただき、利府の魅力を実感していただくことができました。体験した皆様からは、「仙台にも近いし、買い物も便利。」、「図書館や公園など子育てする環境が整っている。」など利府での暮らしに大変好評をいただいてます。
また、体験者のうち、1世帯が、実際に利府町に移住されました。単独市制移行を目指している本町にとって、幸先のよいスタートをきることができました。
未来への想い・伝えたいこと
利府町は、「もっと先へ、チャレンジ利府!~みんなの夢がかなうまち~」のキャッチフレーズのもと、本町に関わる全ての人たちが夢に向かってチャレンジでき、そしてそれを応援し合える機運醸成を図っています。町としても、「現状維持は衰退である」という考えを持ち、元気な町であり続けられるよう、あらゆることに果敢にチャレンジしていきます。
お試し移住体験事業を始め、移住定住促進施策を推進し、より多くの方々に利府町を知っていただき、来ていただき、いずれは「住んでみたい、住んでよかった、住み続けたい」と思っていただけるよう、明日が来るのが楽しみなワクワクするまちづくりを進めていきます。