取り組みの背景
河北町児童動物園は、開園から70年が経過し、町のシンボルとして多くの人々に親しまれてきました。しかし、動物たちにとってより良い飼育環境を整え、来園者が安全かつ快適に過ごせるようにするには、大規模なリニューアルが必要でした。
一方、河北町では人口減少が続く中で、町の活性化が大きな課題となっていました。そこで、このプロジェクトを成功させるべく、全国からの支援を募るためにふるさと納税型クラウドファンディングを活用することにしました。
取り組みの成果・反響
この取り組みにより、目標金額を大幅に上回るご寄附が集まり、令和7年4月にリニューアルオープンを迎えることができました。その結果、以下の変化と効果が現れています。
来園者の大幅な増加: リニューアルオープン後の来園者数は、工事前と比較して約2倍以上に増加しました。遠足で訪れる団体も2倍以上に増え、大きな集客効果が生まれています。
多様な来園者層の拡大: バリアフリー化を進めたことで、高齢者施設からの来園も増え、老若男女問わず、また県外からも多くの人に訪れていただけるようになりました。
町全体への波及効果: 動物園の近隣に位置する公共施設や最寄りの小売店も賑わいを見せ、地域経済にも良い影響を与えています。また、動物園を会場にしたイベントも好評で、新たな交流の場となっています。
これらの成果は、動物園が町全体の活性化に貢献する「関係人口」を創出する拠点となっていることを示しています。
未来への想い・伝えたいこと
このプロジェクトは、動物園の改修だけではなく、河北町に暮らす人々、そしてこれから町を訪れる人々との「縁」を結ぶ取り組みだと考えています。
目標を大きく上回るご支援は、動物園がどれほど多くの人々に愛されているかを改めて実感させてくれました。今後も、動物たちにとってより良い環境を提供するとともに、来園者の皆様が何度も訪れたくなるような、温かい交流の場を創り続けていきたいです。
このリニューアルを機に、多くの人が河北町に興味を持ち、「ファン」になってもらうことで、動物園が町の活性化の中心となり、持続可能なまちづくりに貢献できることを目指します。
動画出典:株式会社ダイバーシティメディア様制作「バイキングステーション」より