子育て応援でつなぐ出産・子育ての支援

人口減少や物価高騰の影響により、子育てに伴う費用が家庭に重く、第2子・第3子の出産や子どもの学びの継続に不安を抱える世帯が増加していました。特に医療費や給食費、保育料といった生活に直結する負担は、移住・定住の判断にも影響を及ぼす重要な課題となっていました。 こうした状況を踏まえ、芸西村では「家計の不安を和らげることで、子どもと家族の未来の可能性を広げたい」との考えのもと、安心して子育てができる環境づくりを進めてきました。

医療費無償化の対象人数484人、保育・幼稚園利用無償化は111人、給食費半額助成245人、高校通学定期の補助67件、チャイルドシート補助13人と、全体で約7,700万円の支援を実施しました。令和７年度からは出産祝金や給食費完全無償化も始まり、「家計の負担が減ったことで子どもの挑戦を応援できる」「出産祝金が決断の後押しになった」といった声が届いています。出生数も令和５年度12名から令和７年度には19名（予定）へと増加し、家計を守る仕組みが確実に成果を上げています。

今後は、経済的負担を軽減しながら出産から学びまで切れ目なく支える体制をさらに強化します。特に思春期の子どもへの支援や、一人ひとりに合った学習機会の提供、SNSなどを活用した気軽な相談支援を進めていきます。学校・医療機関・地域団体との連携を深めることで「子どもを安心して産み育て、学べる」村づくりを進めます。こうした取り組みは、ふるさと納税による支援を大きな力としており、今後も子どもと家族の家計を支えながら、持続可能な子育て環境を整備していきます。