取り組みの背景
人口の減少に伴う国内市場の縮小や税収の落ち込みと社会保障関連経費の増加による財政の悪化など、本市の抱える課題に対し、将来に渡り持続可能な都市となるために、農業を基軸とした産業のブランディングによる「儲かる農業都市ふかや」を目指すため、「野菜を楽しめるまちづくり戦略:ベジタブルテーマパークフカヤ」、「アグリテック集積戦略:DEEP VALLEY」、「地域通貨ネギー」の3つの取組みから構成されるプロジェクトとして始動いたしました。
3つの取組みの原資には、ふるさと納税の寄付金を「産業価値創出基金」として基金化し、活用しています。
取り組みの成果・反響
「野菜を楽しめるまちづくり戦略」
観光資源として野菜を活用し、深谷といえば「野菜を楽しめるまち」というイメージを確立し、道の駅やお店、畑をパビリオンに見立てて、まち全体で野菜や農業を観光として楽しむことのできる「ベジタブルテーマパークフカヤ」の実現を目指します。
「アグリテック集積戦略」
アグリテック(agriculture×technology)集積戦略とは、深谷市の抱える農業課題を解決するための技術を持つアグリテック企業を深谷市に集積させ、農業版シリコンバレー「DEEP VALLEY」の実現を目指す取組みです。
「地域通貨ネギー」
お金の地域からの漏れを防ぎ、地域内における経済循環を高めるため、地域通貨ネギーの活用を推進します。
また、住民の自助・共助を引き出すためのインセンティブとして地域通貨を地域課題解決の観点から活用していきます。
未来への想い・伝えたいこと
深谷市の基幹産業である農業の強みを生かした持続可能なまちづくりを進めるとともに、埼玉県北部地域の中核的な自立都市として発展することを目指し、産業の活性化を図ります。
全国有数の生産量を誇る野菜などを活用して、人の流れを生み出し、市内に人を呼び込むとともに、新たな企業誘致や6次産業化、「ふかや」のブランド力の向上、滞在型・体験型観光の展開、地域通貨の活用などにより、農業の強みを生かした産業の活力創出により、「儲かる農業都市ふかや」の実現を目指していきます。