取り組みの背景
南魚沼市は、冬季に積雪が3メートルを超えることもある国内有数の豪雪地帯です。
冬の道路交通の確保は極めて重要で、市民の日常生活や通勤・通学、物流、そして市内7カ所のスキー場を中心とした冬の観光を支えるため、道路の雪を地下水で消す「消雪パイプ」等の消融雪施設整備のほか、道路管理者と除雪事業者が連携して除雪体制を組み、一定の積雪時に機械での道路除雪作業が行われています。特に夜の降雪時には朝の通勤時間に支障がないよう、夜間から早朝にかけて作業員による道路除雪が行われ、市民の暮らしが守られています。
しかしながら、近年は高齢化が進み、地域の除雪負担に関する課題や除雪作業員の担い手不足が深刻化しています。
取り組みの成果・反響
市内では、消融雪施設を活用して冬期間の道路交通の確保と市民の安全確保に取り組んでいます。消融雪施設とは、降雪時に道路の雪を地下水で消す「消雪パイプ」に関連する井戸・取水施設・制御施設・散水施設のことです。これらを維持するため、緊急に改修を必要とする施設について、ふるさと納税を通じた寄附金を活用して工事を実施しています。
また、雪国は道路が傷みやすいため、道路のひび割れや陥没などの舗装修繕を行うことで安全の確保や消雪パイプによる消雪効果を高めています。
未来への想い・伝えたいこと
今後も雪国に暮らす市民の安全を確保するとともに、冬に訪れる多くの観光客が安心してこの地域に来られるよう、除雪体制の維持に努め、除雪機械や消融雪施設の適切な維持管理を進めていきます。また、除雪作業に従事する皆さんの高い技術力を地域の誇りとして若い世代へ届け、担い手不足という課題にも真摯に向き合ってまいります。
さらに、南魚沼市は、雪をただ克服するだけでなく資源として利活用する取組にも挑戦しています。雪氷熱という再生可能エネルギーを活用し、雪の産業化に力強く取り組むことで、雪国に住む人々が地域を誇れるまちづくりを進めてまいります。