四季があざやかに移ろう美しいまち横手。雪解けとともにいっせいに花が開く春、あふれる日差しが作物を育てる暑い夏、足早に山を錦に染め上げる秋、しんしんと降る雪がすべてを包み込む冬。平安時代の後三年合戦の舞台として知られ、秋田藩佐竹氏により支城が置かれ、交通の要として発展し、明治以降は農業と商業を中心産業として成長を重ねてきました。秋田県随一といわれた繁栄の歴史を伝える増田のまちなみには、明治・大正期に建築された伝統的な町家や内蔵が数多く残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 また、横手盆地の寒暖差の大きな気候と肥沃な土壌は、豊かな実りを与えてくれます。米どころとして稲作はもちろん、野菜や果樹の栽培にも適したこの地域は、県内随一の複合農業地帯として評価を得ており、夏には桃やスイカ、枝豆、秋にはぶどうやりんごといった多種多様な農作物が豊かに実ります。米麹を使用した発酵文化も根付き、冬にはいぶりがっこをはじめとする漬物や味噌などを各家庭で仕込んで食してきました。それだけではなく、横手やきそばなどの名物や、かまくらをはじめとした伝統行事やイベントもあり、一年を通じて魅力いっぱいのまちです。
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